ロックオングリップとは
古い中古バイクや長年乗っている愛車などでは、ハンドル部分が摩耗して表面のデコボコがほとんどない状態になっていたりします。
タイヤと同じでゴムでできているハンドルグリップは長く使用をしているとどうしても表面が滑らかになり、握ったときの引っかかりがほとんどない状態になります。
そうしたツルツルのグリップはハンドル操作を誤る原因にもなってしまうのでできるだけ早めに交換した方がよいでしょう。
交換をするときにおすすめなのが「ロックオングリップ」で、これはグリップ部分の内部にプラスチックの芯材が入っている一体型のものです。
普通グリップ部分はハンドルレバーの上にスロットルコーンというグリップがついておりその上にゴム素材のグリップをつける構造をしています。
ロックオングリップの場合その根本のプラスチックが一体になっているので工具を使って簡単に取り外しをすることができるという特徴があります。
何よりも見た目を変化させられるデザインが豊富で、バイクの運転中に常に目に入るグリップ部分をユニークにすることができるので満足度の高いカスタマイズカーにすることができたりします。
ロックオングリップを導入することによるメリット・デメリット
ロックオングリップに交換をすることで得られるメリットとして、それ以降のグリップの交換が圧倒的に楽になるということがあります。
通常のゴムグリップを交換する時には、ゴムを剥がすためにカッターで切り込みを入れたり新しいグリップが定着するように接着剤を使用しなくてはいけないなど手間が多くかかりました。
しかしロックオングリップはプラスドライバーがあれば簡単に着脱をすることができるので交換は本体の清掃時間を除いて約5分くらいで終えることが可能です。
ロックオングリップにするデメリットとしては、通常のグリップ交換をするときのパーツと比べると価格が高めになるということと、全てのバイクに共通で使えるわけではないので適合するか調べてから購入しなくてはならないということがあります。
ロックオングリップへの交換方法
普通グリップ部分を交換するということになると、まずプラスチック部分からグリップを外して表面のゴムをカッターなどでこそぎ落としてそこに新たにゴムをはめ込むということになるのでかなり手間と力がかかります。
そうしたときにプラスチック部分から新しいものに入れ替えることができるのでロックオングリップの交換はとても簡単です。
現在のところロックオングリップが標準装備されているのはKTMレーサーモデルくらいなのでほとんどのバイクでは通常のグリップからロックオングリップへの変更をするということになります。
初めて交換をする時に不安があるなら、グリップを取り扱っているお店の人に聞いてみてください。