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ロングツーリングの疲労対策

ロングツーリングにおける疲労対策の必要性

バイクで遠出をする時にはまず事前にスケジュールを立てると思いますが、このときに注意をしてもらいたいのが決してギリギリの強行軍で計画をしないようにするということです。

マップアプリやカーナビなどを使えば、出発地点から目的地までの道順や所要時間が瞬時に表示をされますが、その時間をもとに計画をしてしまうのはとても危険です。

そもそもとして道路状況は気候や工事状況、事故によりかなり大きく変動をしますので、表示されている時間どおりに到着することができないのが普通です。
それにその時間を参考に計画を立てるということは全く休憩や寄り道なしで目的地までをまっしぐらに進まなければならないということになります。

バイクツーリングを楽しむためにはまず時間的に余裕を持つことが大切になってきます。
時間に余裕のないスケジュールで進んでしまうと、どうしても気持ち的に「○時までに●●に到着していなければいけない」という意識が強くなってしまうので、周辺の状況を楽しむというよりも自分に課したノルマをこなすような作業のような感じになってしまいます。

気持ちに余裕がないと無理なスピードを出したり、割り込みやすり抜け、安全確認の省略といったことをしがちになってしまうのでそれが事故やトラブルを招く原因になってしまいます。
スケジュールを組む時には途中で休憩を入れることを前提に、十分余裕をもたせておくようにしましょう。

バイクに乗っている時には特に意識をしていなくても、目や耳などを緊張させて周囲の状況を把握しており、また固まった姿勢で運転することから筋肉が硬直してしまいます。
休憩をする時にはそんな緊張感を和らげて、気分をリセットするようにしていきます。

疲労軽減のコツ

休憩をするとともに、できるだけ乗車中の疲労を軽減させるための工夫も必要になってきます。
まずバイク乗車中の疲労の原因になることの一つに周囲からの風があります。
標高の高い山中や高架道路などでは吹きさらしになっている道路もあり、強風にあおられる状況が続いているとバイクを運転しているときの緊張感も一気に跳ね上がります。

激しい強風からバイクの車体を避けることは難しいですが、顔にあたる風の強さを軽減するためにフロントカバーをつけておくとかなり身体的なストレスを軽減できます。

またバイク用のグローブやブーツに耐久力の高いものを使用することで、直接バイクにふれる部分の振動を軽減し疲労を減らすのに役立ちます。

疲労回復のコツ

ツーリング中の休憩では、身体を十分に伸ばして姿勢をほぐすようにしましょう。
特にハンドルを握り続ける肩や首の部分はかなり疲労が溜まりやすくなるので、バイクを降りたら身体全体を伸ばして筋肉をほぐすようにしてください。