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ライダーハウスを活用しよう

ライダーならではの楽しみができるライダーハウスとは

ロングツーリングをするときに非常に便利なのが「ライダーハウス」という宿泊・休憩施設です。
「ライダーハウス」という言葉に法律などで明確な定義があるわけではなく、主にバイクライダーを対象にした格安の簡易宿泊施設として使用することができる場所のことをまとめてそのように呼んでいます。

通称「ライハ」と言われることもあり、バイクライダーだけでなく自転車でのツーリストやバックパッカー、その他旅行者が利用をすることもできます。
施設のほとんどが空き家や使用されなくなった倉庫、または廃車として払い下げられた電車の車両を使用しており、内部の装備品や雰囲気はかなり施設によって異なります。

基本的に施設はホテルや民宿のようなサービスは全くなく、あくまでも雨露を凌ぐことができる施設と考えておくとよいでしょう。
一般的な設備としては、畳もしくは板間の広めの室内空間が開放されていて、利用者はそこで自由に寝袋やマットなどを使って寝泊まりをすることができます。

利用料金は非常に安く数百円程度が一般的で、中には無料で開放されているところもあります。
チェックインやチェックアウトの時間も特にないので、周辺に宿泊施設がない地域では大変に重宝する施設となっています。

特にライダーハウスが有名なのが北海道で、道内の幹線道路の多くの場所に個性的なライダーハウスが設置されています。
中にはライダーたちの間で非常に有名になっており、何度もそこを訪れては有志たちで設備を整えていくといった自治体制が整えられているようなところもあるくらいです。

ライダーハウスの魅力

ライダーハウスは基本的に営利を目的としたところは少なく、ほとんどがボランティアやライダー有志たちの寄付で成り立っています。
言ってみればライダーたちがお互いに仲間が休憩しやすいようにと協力しあって作る施設ということになりますので、旅館などの宿泊施設のような「お客様」という立場の人は一人もいません。

屋外にキャンプをするというのも楽しいのですが、特に悪天候の時などはライダーハウスのように雨露をしのぐことができる施設は本当にありがたいものです。

利用をすることで全国のライダーと知り合いになることもできたり、これから行く道の情報交換をすることができたりします。
何よりそこにいることで「自分もライダーの一員なんだ」という連帯感を持つことができるのが魅力です。

ライダーハウスの利用方法

ライダーハウスは管理人が常駐しているところはほとんどないので、利用は本人の善意に任せられる部分が大きいです。
使用をするときには他の利用者の迷惑にならないようにお互いに譲り合い、ゴミなどはきちんと持ち帰るようにしましょう。