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エンジンの熱対策について

夏のバイクはエンジン熱対策が必要

大部分のオートバイは、ガソリンを燃料としています。
ガソリンを燃やすことでエンジンを動かしますので、当然熱が発生します。

そしてエンジンはたいてい足の間に置かれます。
オートバイを乗りこなすにはニーグリップが重要ですが、ニーグリップするとエンジンやフレームを足で挟むようなポジションになります。

冬場は暖かくて良い構造となっており、場合によっては停車中に手をかざして暖を取れるほどなのですが、夏場は火鉢を足の間に挟んでいるような形となりますのでとても大変です。
ハーレーダビッドソンなどの大排気量車はエンジンも大きく、ニーグリップするとエンジンヘッドが膝に当たるような構造になっています。

これでは熱くてニーグリップもできません。
エンジンの熱について、何か対策を考えてみましょう。

オプションパーツなどで対策

まず、よく売れているようなオートバイでは、オプションや社外品で対策部品が出ていることがあります。
フレームに張り付けるカバーなどが一般的です。
このカバーはカーボンや樹脂などで作られており、樹脂は金属より熱伝導率が低いためそれほど熱くなりません。
こういった専用品があれば、それを購入してしまうのが手っ取り早い方法です。

対策品が出ていない場合、自作するという方法もあります。
フレームやエンジンに触れると熱く感じますので、触れないようにする工夫です。
同様に感じている人が多いのでしたら、ネットで検索すると何か工夫をしている人がいるかもしれません。
真似てみてはいかがでしょうか。

ハーレーダビッドソンは、そもそもニーグリップをあまりしないような乗り方をするべきでしょう。
重心が低く安定しており、スポーティーな乗り方もあまりしないオートバイですので、必要な時のみニーグリップをするような乗り方をしてみてください。

スーパースポーツやレプリカバイクでエンジンが熱い場合、ジーンズではなく皮のパンツを履くことである程度対策は可能です。
オーバーパンツやチャップスといったものも販売されていますので、検討してみてはいかがでしょうか。

買い替えも視野に入れて

しかし夏の暑い時期にオーバーパンツや皮パンツを履く、というのはあまり現実的ではありません。
暑い時期は乗らない、といった割り切りや、我慢できない場合は買い替えも検討しましょう。

買い替えの際は試乗をするべきです。
フレームとエンジンの位置関係や、風の抜け方などを考え、オートバイを選んでください。

直列4気筒といったエンジンは幅が広くなりがちです。
シングルやパラレルツイン、タンデムツインやVツインといったエンジンだと幅が狭く済みますので、こういったオートバイを検討してみてはいかがでしょうか。