東北ツーリングに最適、八幡平アスピーテライン
八幡平アスピーテラインは。岩手県八幡平市から秋田県鹿角市に至る県道です。
正式名称は岩手県道・秋田県道23号大更八幡平線といい、通行は無料ですが積雪のため11月から4月頃まで通行止めになります。
岩手県の八幡平市緑ガ丘あたりから、国道341号線周辺にかけては八幡平アスピーテラインと呼ばれています。
この八幡平アスピーテラインは景観も良く流れもスムーズ、ドライブやツーリングのメッカとして知られています。
東京からだと片道7時間程度かかりますので、1泊2日程度でスケジュールを組むのがおすすめです。
東北地方では仙台からだと片道は3時間ほど、ここからでしたら日帰りではちょうど良いツーリングのルートとなっています。
八幡平アスピーテラインのみどころ
八幡平アスピーテラインの見どころは、通行止めが解除になった直後の4月初旬に見られる景色にあります。
道路の左右には数メートルの高さになる雪の壁が連なります。
こういった雪の回廊は北海道や立山黒部アルペンルートなどでも見ることができますが、八幡平アスピーテラインは除雪が行き渡りスパイクタイヤやスタッドレスタイヤは不要、オートバイが走行可能という特徴があります。
八幡平アスピーテラインへは東北自動車道松尾八幡平インターチェンジ下車、国道45号線から県道23号へ。
このルートは分岐も少なくあまり迷うことは無いでしょう。
八幡平アスピーテラインは道路整備が行き届いており舗装が綺麗です。
しかし大部分が片側1車線の対面通行となっていますので、スピードの出し過ぎには十分注意してください。
また、標高が高く通行可能になった直後はかなりの寒さになることも考えられます。
防寒にも注意してください。
しかし夏場は涼しく快適、秋は紅葉が綺麗と、どのシーズンに行っても見どころのある道路となっています。
歴史を感じられるスポット
この道路周辺には19世紀末頃から1969年頃まで、硫黄を採掘していた鉱山跡があります。
最盛期には15,000人が住んでいたという栄えた街なのですが、現在は人が住んでおらず、廃墟となったアパートを遠くに見ることができます。
このアパートは鉄筋コンクリートの4階建て、廃墟としてはかなり大規模な建物で廃墟マニアには有名な建物となっています。
近隣には、松尾鉱山資料館もあり歴史を感じることもできますので、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
また、標高1400mあたりには藤七温泉という露天風呂もあります。
国内でも屈指の湧出量を誇り、ツーリングで疲れた身体を癒すには最適です。
混浴となっていますが、お湯は白濁しており入ってしまえば身体は見えません。
女性向けには入浴衣の貸し出しも行われていますので、女性ライダーの方も立ち寄ってみてはいかがでしょうか。