三浦半島を横断する大根丘陵縦断街道
三浦半島は東京からのツーリングではちょうど良い距離感なのですが、特に目玉となるスポットがありません。
横須賀ではカレー、三崎港ではマグロといったグルメスポットはあるのですが、ツーリングの目的地としてはインパクトが無く、行ったことの無い方も多いかもしれません。
しかし知る人ぞ知る、マイナーながらも爽快に走ることの出来る道路も存在しています。
穴場的存在ですのでそれほど交通量も多くありません。
行くならば今のうち、ぜひ絶景を味わってみてください。
大根丘陵縦断街道の特徴
三浦半島は平坦な丘陵地帯が続き地域となっておりアップダウンはそれほど多くありません。
内陸部の少し高くなっている地域からは、相模湾全体を見渡すことも可能です。
この地域は肥沃な土地柄ということもあり、大根の産地として有名です。
一面に広がる大根畑が壮大な景色を作っている地域も。
東京から1時間ほどでこういった景色を見ることが出来るというのは意外なのではないでしょうか。
豪快なアップダウンや派手なワインディングなどはありませんので、物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしこういった日本の原風景は走っていて安心感も感じるもの、気分転換のちょっとしたツーリングとしても良い目的地となるでしょう。
おすすめのルートについて
具体的なルートとしては、神奈川県道26号横須賀三崎線を抜け、毘沙門神明神社あたりから南下するルートがおすすめです。
国道でも県道でもなく、ルート案内が難しいのですが、その分あまりメジャーではなく、交通量も少なく快適に走れます。
基本的に片側1車線の対面通行、舗装の状況もまちまちですがそれほど荒れている道路はありません。
農道に分類されている部分もありますので、制限速度はそれほど高くありません。
最高速度が30km/h程度のところも多いのでのんびり走ることが出来る反面、速度違反になりがちです。
速度には十分注意してください。
一方、海岸の道路は観光地としてはメジャーになっていますので、少々交通量が多くなっています。
潮風が気持ちいい地域ですが、事故には注意してください。
215号に入り江奈湾を見ながら走行、東京に戻るというルートですと、都心からでも高速道路を使えば3時間から4時間程度、高速を使わない場合でも6時間程度で戻ってくることができます。
最近の関東の夏は暑くなりすぎるのでツーリングには向きませんが、春先や秋口、冬場でも、このルートでしたら快適に走行することができるでしょう。
この地域の名産、三崎のマグロは新鮮かつ比較的安価に頼むこともできますので、事前にお店を調べてそこをツーリングの目的地とするのもおすすめです。