オートバイにも車検は必要
排気量が251cc以上になると、オートバイでも車検を受ける義務が発生します。
新車時は3年、それ以降は2年に1度車検を通さなければ、反則点として6点、30日間の免許停止、6カ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金とかなりきつい罰則が発生します。
自賠責保険も切れている場合はさらに重くなり、反則点として12点、90日の免許停止、1年6カ月以上の懲役もしくは80万円以下の罰金となります。
車検切れ時には自賠責保険も切れていることが多いので、罪も重くなることが多くなりがちです。
車検はショップに任せてしまうのが楽ですが、それなりにお金がかかります。
整備も合わせると安くても8万円程度はかかると思ったほうがいいでしょう。
自分で車検を通すのであれば書類などの金額だけで済みますが、慣れていない場合は整備が足りずに車検に落ちてしまうことがよくあります。
車検に落ちる原因をよくある順に挙げておきますので、自分で車検を受ける場合はあらかじめ対策しておきましょう。
車検に落ちやすいポイントを解説
一番多い車検落ちの原因は、ヘッドライトの不良です。
光軸の調整不良が最も多く、次に光量、色となっています。
最近のオートバイであれば光量や色は問題ないと思いますが、光軸はどんなオートバイでもずれがちです。
事前車検という検査できる施設が車検場そばにありますので、そこで調整しておくことをおすすめします。
コツが必要なので、この部分だけショップに依頼ということもおすすめします。
次に多い理由がウインカー不良です。
色や劣化が多いのですが、社外品に変えた際はその社外品が車検対応外ということもあります。
色はオレンジ(橙色)と決まっていますので、透明や白といったウインカーは純正品に戻しておきましょう。
次がブレーキランプです。
まずポジションランプとブレーキランプでは明るさが違う必要があります。
社外品に変えている場合も注意が必要です。
大きさや明るさなど、車検が通るものかを確認し、通らないようであれば純正品に変えてください。
そして、マフラー不良も多くあります。
社外品に変えている場合、音量測定で不合格となることがあります。
ハーレーなどの外国車の場合、交換するだけで通らない、ということもありますので、車検対応品かどうかを調べてください。
車検対応品でない場合は、純正品に戻す必要があります。
最後に、見逃しがちなのがシフトパターンの記載です。
シフトペダル周辺には、シフトのパターン、例えば1N2345といった記載が必要です。
ステップを社外品にした際にそのまま、となると車検には通りません。
最近では、ガムテープに書いて貼ってある程度でも落とされてしまいます。
シールは部品で注文することができますので、ショップに頼んでおきましょう。
車検に無事通れるよう、日頃からこれらの点を意識して整備をするようにしてみてください。