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ナンシーおじさんに遭遇

排気量を聞いてきてマウントを取ろうとするおじさんについて

バイカー同士が互いの愛車について語り合うことは、非常によいものです。
しかし、このような交流の中で不愉快さを覚えてしまうケースがそれなりに多いのもまた確かです。
不愉快さの原因は人それぞれではあるものの、多くのバイカーに嫌われる存在としてナンシーおじさんの存在が挙げられます。

ナンシーおじさんとは、バイクの排気量を尋ね、相手のバイクの排気量が自分のそれより小さい場合にマウントを取ってくる男性のことです。
バイクの免許を取得する人の多くは男性で、さらに排気量の大きいバイクに乗る比率も男性が多いため、必然的にマウントを取ろうとする人も男性が多いわけです。
しかし、排気量でマウントを取ってくるのが必ずしも男性ばかりとは限らず、排気量でマウントを取ってくる女性がナンシーおばさんと呼ばれることもあります。
いずれにしても、排気量が大きいバイクが素晴らしくて小さいバイクは駄目というような意見を言われたら、相当にイラッとするものです。

マウントを取ってくる相手への対処法

バイクの排気量でマウントを取ってくるような人に遭遇してしまった場合、対処法として挙げられるのが、イラッとしてしまうのを押さえ、逆に相手のバイクを誉めることです。
排気量に限った話ではありませんが、マウントを取ろうとする人は何かしらの劣等感を抱えているものです。
劣等感を抱えているだけなら特に問題はないものの、そこに自己顕示欲が加わると厄介なことになりかねません。
何らかの理由で劣等感を抱えているが、他人からは認めてもらいたいという心理がマウントを取ることにつながります。

自分より下の相手を見つけて、自身が相手よりも強いと誇示するのがマウンティング行為に共通する心理です。
バイクの排気量にしろそれ以外のことにしろ、マウントを取ってくる人を誉めると、あっさり退散するケースは珍しくはありません。
マウントを取る人は誉められ慣れていない場合が多く、誉められるとどう対応してよいか分からなくなりやすいわけです。
見知らぬ人が相手であればさっさと立ち去ってしまうのも手なのですが、知り合いかつ今後も付き合いが続く相手のため雑な対応ができない場合、誉めるという対処法は役立ってくれます。

今後の付き合いを考慮しなくてよいのであれば「そうですか」などの、関心がないことを示す言葉で軽くあしらうのも手です。
関心がないことをあまりにアピールしすぎると相手を怒らせる可能性があるので、言葉遣いには注意する必要がありますが、有効な対処法です。
そして、知り合いにマウントを取る傾向のある人がいる場合、バイクについての話題をなるべく避けるようにすることも欠かせません。
マウントを取る傾向のある人は、日常会話の中からマウントを取れそうな部分を探る場合が多いので、余計な情報を与えないようにすることも大事です。