万が一の事故に備える映像記録の重要性
バイクは自動車と比較して車体が小さいため、他車の死角に入りやすく、右直事故や巻き込み事故などのリスクが常につきまといます。 万が一事故に遭ってしまった際、ライダーが生身であるバイクは転倒や怪我をしやすく、意識を失ったりショック状態で当時の記憶が曖昧になったりすることも少なくありません。
こうした状況で相手との主張が食い違うと、本来の過失割合よりも不利な条件を突きつけられる可能性がありますが、ドライブレコーダーがあれば客観的な事実を証明できます。
映像という動かぬ証拠があることで、信号の色や一時停止の有無、相手の不注意な挙動などを明確に示すことが可能となり、警察や保険会社とのやり取りがスムーズに進みます。 自分自身の身の潔白を証明し、不当な不利益から身を守るための弁護士のような役割を果たしてくれるのが、ドライブレコーダーの最大の役割です。
あおり運転の抑止と証拠確保における効果
近年、社会問題として大きく取り上げられているあおり運転ですが、幅寄せや急接近をされた際に生身のライダーが感じる恐怖は計り知れません。 バイクは車体が小さく「追い越しやすい」「弱い」と見なされがちで、心ないドライバーからあおり運転の標的にされるケースも散見されます。
このようなトラブルに対し、ドライブレコーダーを装着し、ステッカーなどで「録画中」であることを後続車にアピールすることは、相手への強い牽制となり、被害を未然に防ぐ抑止効果が期待できます。
実際に被害に遭ってしまった場合でも、高画質のカメラであれば相手のナンバープレートや運転手の顔、危険な運転の様子を鮮明に記録することが可能です。
警察へ被害届を出す際にも、映像データは決定的な証拠資料となります。 ただ走るだけでなく、トラブルに巻き込まれないための自衛手段として、ドライブレコーダーの導入は非常に有効です。
バイク用ドライブレコーダーの選び方と機能
バイク用のドライブレコーダーを選ぶ際、車用と最も異なる点は、過酷な環境に耐えうる「防水・防塵性能」と「耐震性」です。 常に雨風にさらされるバイクでは、生活防水程度では故障の原因となるため、高い防水規格(IP66やIP67など)を満たした製品を選ぶ必要があります。
また、エンジンの振動や路面の衝撃が直接伝わるため、専用の耐震設計が施されたモデルでないと、映像がブレたり内部基盤が破損したりする恐れがあります。
機能面では、夜間やトンネル内でも鮮明に撮影できる補正機能や、広範囲をカバーする広角レンズ、事故の衝撃を検知して映像を自動保存するGセンサー機能の有無が重要です。
電源の取り出し方も、充電の手間がないバッテリー直結型や、手軽なUSB給電型などがあるため、自身のバイクの仕様や用途に合わせて最適なタイプを選定することが大切です。
