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ツーリング写真の撮影術

写真撮影をしてみてスマホと一眼レフで出てくる違い

ツーリングの楽しみの一つとして現地での写真撮影があります。
インターネットには非常にたくさんのツーリング写真や動画がアップされており、そうしたものを見ていると自分もどこかに出かけて自慢の愛車ときれいな景色の写真をたくさんの人に見てもらいたくなります。

ここ数年で急激に人気が高まっているキャンプツーリングも、実はそうしたSNSでの写真の拡散が影響しているとも言われており、フォトジェニックなスポットを探すということも今や立派なツーリングの目的にもなっています。

さてそんな写真撮影ですが、どうせ撮影するならよりきれいに撮れるようになりたいところ。
手軽に撮影をするということで言えば手持ちのスマートフォンを使うのが一番ですが、実はスマホできれいに撮影をするというのは結構慣れやテクニックが必要になります。

確かに現在販売されているスマホはかなりカメラ性能が高かったり、高級レンズを使用していたりする高画素数のモデルがありますが、そうした機能があってもやはり撮影後の仕上がりは一眼レフカメラにはかないません。

その原因の一つが撮影のしやすさにあります。
スマホカメラの場合、薄い本体を手で持ってピントを合わせるというなかなか難しい体勢をとらないといけないので、スマホ側に高度なセンサー機能がつけられています。

このセンサー機能はレンズを向けた対象を自動的に検知してブレやピンぼけが起こらないようにしてくれるありがたいものなのですが、それがあるがために画面上すべてのものがはっきり写りすぎてしまうというデメリットもあります。

ピントを自由に合わせることができないとどうしても画面が平坦になりやすく、見せたい視点を強調させるといったテクニックが使えなくなります。

他にも一眼レフカメラはレンズが立体的になっていることから遠景や夜間撮影に強く、表現力を圧倒的に高めることができます。

撮り方基礎編

上手にツーリング写真をとる時には、まず遠景と近くのもののバランスを考えどこにピントを合わせるかということを考えることが大切です。

ツーリング写真の場合、バイク+景色というのが定番ですが、見せたいものが直線に並んでいると構図が平坦になって素人っぽい感じになってしまいます。

上級者らしく見える応用編

画面を平坦にさせないためのポイントとして、バイクを普段写さない角度から撮ってみるということがあります。

あえて後方から景色を望むようにしたり、ハンドルやメーターなどアップを取り入れつつ周囲の景色に入れてみたりすると緩急がついて立体的な構図にしていくことができます。

上級者になるとあえて逆光で撮影をすることでバイクをシルエットとして見せるといった方法をとったりします。