ヤビツ峠へのルートと特徴
ヤビツ峠は神奈川県秦野市にある峠で、一番高いところで761メートルの標高があります。
エリアとしては丹沢山に位置していて、手つかずの豊かな自然と美しい山々を見ながらツーリングできるのが魅力です。
この丹沢山エリアにはいくつかの道がありますが、南北ルートでは両側通行できるのはこの峠だけです。
といっても、全体的に幅は狭く対向車の往来に気を付けないといけないシーンも見られます。
全体的にアップダウンが強めですが、特に秦野に向かって行く路面は斜度がきつくなっています。
そのため、山ツーリングの醍醐味を十分に味わえるのがメリットと言えます。
このヤビツ峠へのアクセスは、秦野側からだと国道246号線を使って神奈川県道秦野清川線に入ります。
この道路へは名古木交差点を曲がることで入れて、後は一本道でヤビツ峠にたどり着くことができます。
宮ケ瀬湖方面より来る場合には、県道64号線伊勢原津久井線を通ります。
やはり県道70号線に入るのですが、宮ケ瀬北原交差点を曲がります。
途中、民家が並ぶ道路を走ることになりますので、歩行者などには注意しながらツーリングをしましょう。
ヤビツ峠での見どころは?
ヤビツ峠を走る県道70号線は、近くの山に入るための登山道があります。
大山といった山が人気のスポットで、峠のあちこちからその景色を眺めることができます。
形の異なるいくつもの山があり、紅葉の時期や新緑シーズンには美しい自然を楽しめるのが魅力です。
また、菜の花台が途中に設けられていて、春には黄色に染まる一面の菜の花を堪能できます。
このスポットには展望台もあり、駐車場もトイレも完備していますので休憩にもってこいです。
この展望台からは相模湾も見通せますし、近くの山々を一望できます。
2021年3月にはヤビツ峠レストハウスがオープンしています。
ここで停まってひと休憩入れるのも良いでしょう。
地元のお土産などもちょっと陳列していますので、買い物を楽しむこともできます。
このヤビツ峠は、自転車ファンにも人気のあるスポットです。
東京オリンピックでは男女の個人ロードレースがここで開催されていて、小倉橋の付近にはオリンピックを横断幕などもあります。
ヤビツ峠付近で楽しめる食事
ヤビツ峠レストハウスでは、コーヒーや軽食、スイーツなどを楽しめます。
おしゃなな雰囲気が漂う店内でゆったりとした時間を過ごしつつ、おいしいコーヒーをいただくことができます。
また、宮ケ瀬湖まで下りると飲食店やショップがいくつもあり、地元のお店も発見できます。
多くのライダーが立ち寄って楽しむのが丹沢あんぱんです。
オギノパンというメーカーが作っていて、いろいろな味のバリエーションがあって選ぶのも楽しいです。